遅読家の本の思い出

とにかく本を読むのが遅い私による読書歴

【読了】頭が冴える15の習慣

2019年11月読了

先週ご紹介した本気出す系

slowreadbooks.hateblo.jpに続いて読んだのがこちら。

 

f:id:caolix:20191121101606p:plain


本気を出すには頭を常にクリアにしておかないと
もう一人の私が囁いたのでしょう(笑)。

 

著者は脳神経外科の専門医ということで、論理的に頭が冴えるというか、凝り固まった考え方を解放してくれる方法を伝授している感じです。

 

例えば…

生活の原点をつくる脳を活性化させる朝の過ごし方。

家事こそ「脳トレ

「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう

脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう

ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう

などなど…

自慢じゃありませんが、読み進めるとほとんどが既に実践している行動だったりして「ワイすごい!」と自画自賛(笑)
何気なく取り入れていた自分の習慣が良いものだと褒められるのはうれしいですね。

後半は医学的な見地からの指摘。
習慣というよりも、こんな考え方になるのは脳機能に問題がある可能性が…ということで脳ドックをお勧めされている。
その中でも興味深いのが「常識的にやってはならないことをやらない力のチェック」だ。

たとえば、まず次のような指示を出します。
「両手を机の上に出して、掌を上に向けて下さい」 ここからは指示を出しません。

それで、出してもらっている掌の上に、私が少し空間を空けて、掌を重ねるらようにします。私より若い看護師さんの方が、より分かりやすいのですが、問題のある人は、重ねられた手を思わず握ってしまいます。赤ちゃんと同じことをしてしまうわけです。

何も言われなくても「握るべきではないだろうな」と判断して、手を動かさずにいられる人は正常です。私や看護師さんの行動を不審に思って、「どうすればいいのですか?」と尋ねてくる人も、当たり前の抑制ができていると言えます。迷わず握ってしまう人や、一度握った後に「握らないで下さいね」と指示を出されても、また握ってしまう人は、社会性か行動を抑制する力に問題があると考えられます。

 こういった、つい魔が刺したような行動をとる人も要注意だとありだと指摘。
最近、こういう方多いのではないでしょうか?
色々と考えさせられます…。

 

頭が冴える習慣をご紹介している書籍ではあるが、冴えている内に読んでおいた方がいいと思う一冊でした。

 

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)

 

 

【読了】本気で変わりたい人の行動イノベーション

f:id:caolix:20191111212357p:plain

2019 年10月読了
こう言っては何だが、この手の本はたくさん読んできた(笑)。
ズボラを改造する…とか
先延ばしを止めるには…とか
色々と読ん重ねていても、未だ自分の身に中々落とし込めてはいない。
基本的に偏屈なので、読んでも先延ばし時間が数秒短くなった程度だ。
それに「継続は力なり」と分かっていても続かないのは
自分自身でも重々承知している。
とはいえ、本当はあまりにも行動ができていないと感じていて
藁にもすがる思いで、自分に合う方法がないかと模索しているのである。
それを前提で読み始めたわけだが、本書には行動を起こしたくても
起こせない理由がアドラー心理学に基づいて解説されている。
そもそも、行動できないことを分析すると様々な理由が複合的に絡みあい、
原因が絞れないというのが現実のようだ。
確かに自分自身に置き換えて考えてみると、原稿の締め切りや家事など
といった、優先的にやらなくてはならないこともあれば、他に出てきた
やりたいこと先にやってしまったり…。
一方で、「やらねば」と思っていても、ダラダラとやり過ごしてしまうこともある。
そう言ったことは著者にはお見通しで、
むしろ行動できない原因に囚われているから、「やらねば」という目標を明確化しても人は行動しないとまで言う。
そこで著者は原因に捕らわれ、八方塞がりな状況を「ならばどうすべきか」と提案してくれているのだ。
「たった1分間で未来を変える」
というのが謳い文句である。
ここに書かれている、行動を起こせる体質になるための1分間のトレーニングをやっていくことで、行動を起こせる体質になるという。
 
今は私なりにちょっとアレンジして、トレーニング的なものをやってみているところだが、ほんの少しだけ効果はあったのではないかと感じている。
その証として、このブログが更新できたのではなかろうか。
 

【読了】谷川俊太郎 エトセトラリミックス

当時のことはすっかり忘れたが
TumblrTwitterでこの詩を読んだとき
驚愕して、画像ごと保存した。

この詩とはこの下↓の画像のこと。

f:id:caolix:20191012171927j:plain

保存した画像はいつどこでも読み返せるように
クラウド、PC、iPhoneに保存した。

実際、何かあるとこの詩を読んで、自分を大切にしないとな…と
思い返す。まぁ、自己肯定感を高めるおまじないのようなものになっていた。

それが先日Twitterでこの詩の出所が判明したのだった。
最初に出回った画像は70年代に発行された月刊誌のもので
すっかり色あせていたのだが、どうやら詩は谷川俊太郎、絵は赤塚不二夫
という凄いコラボ作品だということが分かった。

しかも、06年に『谷川俊太郎 エトセトラリミックス』という本に
まとめられているというではないか。

さっそく、Amazonで検索。

すると、『谷川俊太郎 エトセトラリミックス』は17年に再編集され
購入できるというではないか。

色んな事が解明されたこの日は、増税まであと2日というではないか。
私は翌日、書店へ駆け込んだ。

f:id:caolix:20191012171915j:plain

オビにも「ツイッターで話題に!!」と書かれており
探そうとしなかった自分を悔いた。

トビラを開けると1つ目がこの詩。
そして、この作品は12ページにわたるもので
後半はさらに泣けるものだったということを知り
さらに驚愕した。

もっと早く手に入れるべき作品だった。
そして、手に入れることができて良かったと思う作品であった。

 

 2019年9月読了

 

【読了】ユダヤの商法

f:id:caolix:20190912223712p:plain

2019年8月 読了

高校1年生の夏休みから専門学校を卒業するまでの5年間
私はマクドナルドでアルバイトをしていた。
高校時代にはトレーナー、専門学校に入ってからはスターとして
働いていたのですが、この時の日本マクドナルド社のトップが
この方、藤田田氏。

 正直、高校生にはどんな人物であるか当時は分からなかったが
大人になってメディアでトンデモエピソードを見聞きするようになり
改めてどんな人だったのか興味を持って調べると、ナイスなタイミングで
書籍が新装されたということで、早速、氏を代表するこの本を読んでみた
という訳だ。

そもそも「ユダヤ商人」や「ユダヤ人商法」というキーワードは聞くけど
何だろう?という感じだったので、折角なら「銀座のユダヤ人」と呼ばれていた
氏の著書を読むのが一番だろうと手に取った。

それは正解だったかもしれない。
他の方の著書でユダヤ商法について読むよりも実体験に基づいていて
シンプルで分かりやすいように感じた。
日本でユダヤ商法を取り入れ、商売をしてきた人たちの中では元祖なだけある。
(何目線で書いているんだかw)

とにかく「ユダヤ商法って何?」と思う方にはお勧め。
ただし、時折出てくる昭和おやじ特有の下品かつ、時代が時代ならセクハラ案件
になりそうな言葉ちりばめられておりますが、すでに故人なので気にせず
読み進めていただきたい(笑)

 

ユダヤの商法(新装版)

ユダヤの商法(新装版)

 

 

 

【読了】「ない仕事」の作り方

2018年10月 読了

f:id:caolix:20190414200909j:plain

とにかく読むのが遅い私でも、2~3日で読み終えられるくらい
面白くて「フリーランサーはこうでなくっちゃ(笑)」と思う内容になっています。
帯にもある通り、まさに「一人電通」です。

たしかに「みうらじゅんって何で儲けてる?」と思う節はありましたよ。
でも「マイブーム」「ゆるキャラ」、仏像ブームや「いやげ物」など
可笑しなブームをけん引してきた方。

でも、そうやってブームを作り上げたか?というのはよく分かっていませんでした。
その辺をどうやってブームにしていったかが「一人電通」たる所以かと。

自分の中で生まれたマイブームをいかにビジネスへ結びつけるのか。
いわゆる“好きの力”でご飯が食べれるようになるには、みうらさんのように動いて行かないとならないわけです。
フリーで働いてる身としては、この行動力は見習うべきだと思いました。

でも、それができると思って、ある意味突き放した(?)糸井さんの存在も大きいです。

最近、悩んでるフリーランサーの方は必見(笑)
お堅いビジネス書よりも腑に落ちるかもね。
 

「ない仕事」の作り方 (文春文庫)

「ない仕事」の作り方 (文春文庫)

 

【読了】経済の不都合な話

f:id:caolix:20190414200640j:plain

2018年9月 読了

昨年、出されたルディー和子氏の新刊です。
発売されてすぐに読んだのですが、今ごろレビューします。

ちなみにルディー和子さんの本を読むのはコレで4冊目になりますが
毎回、ユニークな例え話を持ってこられるので、私的にはとても分かりやすく
読み易い経済書だなと思っています。
今まで経済解説書を読んでも「よく分からない!」と挫折した方にお勧めです。

 

で、今回の書籍ですが、帯に「社長と経済学者は読まないで下さい。」と書いてます(笑)

この帯の通り、第3章には「科学になりたかった経済学」というタイトルで
経済学と“学”と言いながら、学問の域にまで達していないことを指摘。

経済学の教科書に書いてある理論は、人間が合理的経済人だという大前提がある。
 ~ 中略 ~
人間はそんなふうに常に合理的に考えられないことは、これまでの世界史の中でバブルが何度も繰り返されてきた事実からも明らかだ。

誰もが利他的に考えられる人だったら、もっと社会は良いものになっていたかもしれないのと同じで、経済合理性を持って人が経済行動をしていたら、様々な経済学者が唱えた通りの世の中になっていたかもしれないけどねぇ…という話。

だが、経済学にそういう「穴」があるから、科学にはなれないと解説されてます。
これにはとても納得。
経済学を学んでいる方は、やはりそう指摘されるとムッとするのかしら?

でも経済学を本読んだ程度で学術的に学んでない者からしたら「確かにそうだわ(笑)」と赤べこのように頷かと思うわ。

この本では、そんな企業経営や経済にまつわるを“不都合な話”として、事例を紹介しているのですが、読めば読むほど人はそうすごい理性的てはないと感じます。

だってそうでしょ。

理性的に動けるなら、極端な話だが犯罪も減るだろうし、無駄な廃棄も減らせのでは?

やはり人って理性で物事を考えなくてはと思いつつ、感情に流されそうになったり。
中には感情だけでしか生きてないような人もいたり、一筋縄ではいかないのが難しくもあり、面白くもあるのです。

マーケター、ジャーナリスト、ライターとしては、社会全体の理性と感情のバランスに敏感にならないとなって、心改めました。

 

経済の不都合な話 日経プレミアシリーズ

経済の不都合な話 日経プレミアシリーズ

 

【読了】小売再生ーリアル店舗はメディアになる

f:id:caolix:20190801214922p:plain

2019年7月読了

最近も百貨店が衣料品売り場を縮小させるというニュースがありましたが
ECがこんなにも普及したお蔭で、店の必要性が問われているけど
どう思います?

私は一度は実物を手に取ってみないとダメな古い人間wなので
実店舗はなくてはならないと思っています。

この本もそんな本です。

とはいえ、今までと同じようにただ商品を並べておくだけの店で良いのか?
問題はそこなのです。
ただ商品を置くだけでは、実物見なくても買える人には実店舗の必要性はありません。
でも、そういう方にも店に来てもらわないと、実店舗の存続が難しいのです。

 それなら、どんな店を作ればいいのか?
そのヒントがこの本にまとまっています。

この中で面白いと思ったのは

小売の概念は驚くほど変わっておらず、店に足を運び、商品を見て回り、代金を払うという一連の行動は200年前から基本的に変わっていないということ。

しいて言えば店が仮想空間にあるだけで、本当にこの消費行動は変わっていない。
ということは店は形を変えて、あり続けるし
私がいつもお世話になっている販売員の存在もあり続けるということ。

ただし、接客は「いらっしゃいませ、何をお探しですか」とまるで台本のような
セリフしか言えないのではダメだということ。

この本の後半は特に販売員に読んでもらいたい内容が詰まっています。
どんな店が求められ、どんな接客が求められるか、如何に人間らしい個性や経験がこれからの接客に必要かが分かると思います。

 

小売再生 ―リアル店舗はメディアになる

小売再生 ―リアル店舗はメディアになる