遅読家の本の思い出

とにかく本を読むのが遅い私による読書歴

【読了】地頭力を鍛える

2018年2月 読了

 

f:id:caolix:20190414195119p:plain

 ここ数年、つくづく『考える』について考えている(笑)。

自分自身が『考えること』についてもっと勉強しないとな…と
思う一方で、子どもたちの考える力が弱くなってきている。
という話を聞いたからだ。

考える力が弱くなっているのは、大体のことはネットを検索すれば
模範解答や参考になる回答が出てくることも一つあるが
もう一つは、親がレールを敷いて、自分が考えなくても答えが
出てくる環境になっていることも、もう一つの要因だと考えている。

そこで、『考える』という行為そのものについて学ぶのに
手に取ってみたのがこちら。

ちょっと前から、各テレビ局のクイズ番組で東大生たちがもてはやされているが
彼らの口からも出てきた『フェルミ推定』という、簡単に言えば考え方について
説明されている。

例えば「え!そんなの数えられないよぉ~」となるような問題が
ある仮説を元に答えを導き出すことが可能だよね。ということ。
発想の転換とでもいうと簡単なのかな?それを『地頭力』としている感じです。

(説明かなりざっくりです。ざっくりだから気になった方読んでみてください)

地頭力を鍛えるには、色んな考え方、問題解決方法を知っておいた方がいい
ということで、本書の中には色んな考え方が書いてあります。

考え方について最初に手に取っても良いけど、本を読みなれていない方には
ちょっと大変かもしれないなと感じました。

これ漫画もあるようなので、考え方について学びたい方はぜひ…。

 

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」

 
まんがでわかる 地頭力を鍛える

まんがでわかる 地頭力を鍛える

 

 

【読了】今あるもので「あか抜けた」部屋になる。

f:id:caolix:20210126224919j:plain

2020年12月頃 読了

 

実は高校は工業高校インテリア科卒業なんです。
でも、高校で勉強したことは日光彫りと家具の図面、家の設計、パースを書き
建築やインテリアの座学もありましたが、インテリアのコーディネートに関しては
勉強していないなぁ…と。

あ!部屋を広く見せる方法とは何となく教えてもらったかもしれない
あと色をたくさん使い過ぎないとか

ということで、インテリアや家具、建築物をみるのも結構好きなんですが
つい自分好みの派手なものを見つけると買ってしまいがちで、テイストも
ごちゃごちゃな人様にお見せできるほどのお部屋ではございません(笑)。

そんな部屋をどうにかしたいと手に取ったのがこちらの本。

改めて部屋づくりの法則を知ることができ、次の引っ越しで生かそうと
やる気満々です。

この部屋づくりの法則ですが、店づくりの法則にも生かせるのではないかと
思いました。

例えば
・対角線が全てを決める!
・部屋の主役にしたいものを入口の対角線に置く
・小物を三角に並べる

などなど
これは個人の部屋だけでなく、お店にも言えることではないかしら?って
思ったのですがいかがでしょう。

数年前から誰かにやって欲しくて言いまわっていたいたことを
自分でやった方が良いのではないかと考えています。
事務所兼ショップ兼○○

現実化したら、この本の法則で素敵な場所にしようかと思います。

 

 

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。 (サンクチュアリ出版)

今あるもので「あか抜けた」部屋になる。 (サンクチュアリ出版)

  • 作者:荒井詩万
  • 発売日: 2019/02/07
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

【読了】Be Yourself

f:id:caolix:20210104185810j:plain

2020年12月 読了

ミニマリストという言葉が世に出回る少し前のこと。
とあるブログを読んだことをきっかけに「捨て神様」が私のところにも降臨し、色んな物を捨てまくった。

記憶はあやふやだが、ゴミ袋10袋は優に超えた。
それと時を同じくして、こんまりの存在を知った。

心がときめくモノだけを身の周りに残して置くという考え方にはとても共感した。
だが、素人には心がときめくだけでは全て残してしまう。という恐れがあり、結局は合理的に考えて捨てるという手法を用いた。

お蔭で大分スッキリし、今でも物量を維持しながら生活している。

そんな彼女はいつの間にか渡米し、NETFLIXで世界に向け番組を配信するというじゃないか!それはそれは大変驚き、配信した番組もすぐに視聴。
外国人にもこの精神が伝わるのねぇと感心した。

 そして、私の頭の中には「どうして渡米して世界のこんまりになった?」という疑問だけが残ったのである。

 

色々と調べるとこんまり女史のパートナーが一役買っているということを知った。
どんな方なのだろう?と気にしつつ、特に調べはしていなかったが、年末にそのパートナーが著書を出されると聞き、早速手に取ってみた。

 

著者の川原さんは人材教育系企業でキャリアコンサルをされてきた方。その目線でこんまりをプロデュースした結果が「こんまり=片付けること」にまで発展したのだから凄い。

その川原さんのメソッドは「自分らしさ」を引き出し、磨いていくこと。
著書ではその「自分らしさ」を探し出すことから、丁寧に優しく教えてくれている内容になっている。

例えば就活で自己PRとか作る予定の人やフリーランスで働きたいと考えている人にお勧めしたい一冊だなと感じた。

 

余談だが、自分探しの旅ではないが、中々自分らしさって分かるようで分からないんだよね。歳を重ねて思うのは自分らしさって、自分を信じる、自信に通じるなと思う。

 

 

 

【読了】人を動かす

f:id:caolix:20210104185453j:plain

2020年12月 読了

 

カーネギーの名著三部作の一つ「人を動かす」を音読してみた。

小説にもビジネス書にも名著と呼ばれるものがあるけど、実はその手の本は余り読んだことがない。
で、気まぐれで「たまには名著っていうのを読もうじゃないか」とふと思って、選んだのがコレ。

ちなみにもう一冊「話し方入門」も一緒に購入し、現在音読中だ。

 

名著というだけあって、書いてあることは本当に基本中の基本ばかり。
私の場合、年間でたくさんの人にインタビューをするので、その中で「人を指導するためには…」や「部下の育成のために…」「お客さまとの…」と伺う機会がある。そこでも、よく出てくる話で、この本を読んだことがなかった私は「ほう!」と目からウロコが落ちまくり。

そんな沢山の人から私が聞いた話が全部!というか、その根幹となることがまとまっていた感じだった。

ブタもおだてりゃ…ではないが、褒められたり、認められたりすると、相当な天邪鬼かサイコパスでない限り、人は悪い気はしない。そういうワンクッションをいかに上手く置くかがポイントになるんだと、改めて勉強になった。

 

でね、Amazonを見るとこの本の推薦バナーに某ローランドさんがいるんだ。
彼のコメントは

「接客に必要なことは全てこの本が教えてくれた。」

です。
これは、私も同意する。
全てのコミュニケーションに共通することなので、今すぐに接客でも、部下育成でも使える技がまとまっているのでおススメする。

 

しかし、これ1936年の初版だって。
今も昔も同じ人を動かす技は変わらないんだな…
だから名著と言われるってわけね。

 

人を動かす 文庫版

人を動かす 文庫版

 

 

【読了】すこやかな服

今年、一番話題になったのではないかと個人的に思うブランド「foufou」のデザイナー、マール・コウサカさんの著書

f:id:caolix:20201218115503j:plain


取材の際にブランドを立ち上げた頃の話は伺っていたのですが、さらに著書では事細かく書かれていて、思ったより大変だったんだなと思いました。

取材の時には元々音楽好きだという話も聞き、好きなことをやった方が良いといわれるけど、音楽を仕事にするのは現実的ではないと考えたと仰られたのが印象的でした。
確かに、衣食住というだけあって、洋服は必ず着るもの。
世間でいう「不要不急」でいえば、音楽やエンタメよりは必要度はあるものです。
ただし、デザイン性という面を加味すると、少々お話しは変わってくるかもしれませんが、ここではあくまでも「衣」としての洋服と仮定しての話。
それに洋服は「工業製品」という面もありますから、ビジネスをしていくことを考えたら洋服を作るという選択は現実派なのかなと感じました。

 

著書内で2つほど、私的印象的なくだりがありましたので、ちょっとご紹介…

1つは「呪いを解く服」の最初のくだり。

多くのお客さんが自分に自信を持てずファッションを楽しむことに罪悪感を持っていて「服に申し訳ない気がして……」と言うのです。それを聞いて僕はこの世の「ファッションコーディネート論」みたいなものを恨みました。

そして、もう1カ所は
あるテレビの取材でライブ配信の様子を撮影している時に担当者がお客さんに向けて「foufouのいいところは?」と質問を投げかけたところ「アパレル業界はもっと怖いところだと思ってたけど、foufouはみんなが楽しそうに働いていて素敵」と答えてくれた人がいた。
という話…

 

あれ、ファッション業界って夢を与えるところではなくなったんだ…と思いましたね。(;^_^A


まぁ、昨今のオジサンたちによるアパレルコロス・アパレルシスという話ばかり目にしていたら、そう思いますよね。
実際に取材中に「この業界はヤバいんですか?」と聞かれたこともあります(苦笑)。

データ上ではそう見えるかもしれませんが、街を見ればみんな服を着ているわけですし、そんなことはないんですよね。強いて言えば、どこかにお金の流れが集中していて、こっちまで流れてこないからそう見えるだけだと考えています。

お金を水に例えるならば、その水が流れてくるように溝を掘るのが販売員だったり、それを支える本部だったりするんだよなとも思います。

とにかく、個人的にはアパレルってヤバいかもしれないけど面白い業界だということを伝えていこうと改めて思いました。
人生楽ありゃ苦もあるさです(笑)

 

すこやかな服

すこやかな服

 

 

【読了】勤勉な国の悲しい生産性

f:id:caolix:20201012182429j:plain

世の中では「生産性を上げよう」と声高に言われております。
私もこのブログで生産性に関する本をご紹介しました。

 

slowreadbooks.hateblo.jp

誰も彼もか効率的にチャカチャカできれば、生産性も上がるのでしょうが
誰一人同じ人間はおりません、ましてや機械ではありませんので
言葉で「生産性を上げろ」と言っても、人間は感情で動く動物だがら
そう簡単には動きません。

今回の本はそういう本です。

世の偉いお方は口では「生産性を~」と言いますが
あんたたちが生産性が上がるような仕組み(ITやデジタルツールなどなど)を導入しようとしてくれないから、上がらんのや!ゴルァというコトです。
(あ、もっとそれを丁寧に書いてますよ)

人的資源だけではもう生産性なんて上がらない。
それならばデジタルツールを使おうとなるわけで、身の周りにはデジタルやインターネッツを使って便利になってますよね。お買い物とか。

だがしかし、仕事となると未だに便利なデジタルツールなのに上の人たちがデジタル苦手だから導入できない…orz

だから、経営者こそ勉強を怠るなということ。

よく親が本をよく読むと子供も読むようになったり、親がしていることを子供が真似するなんてことありますよね。
会社も同じなんじゃないかなぁ?
社長が一生懸命、仕事や勉強に取り組み、その一方で素敵なライフスタイルを送っているを社員もついてくると思うのです。

 

この中で著者も「目からウロコ」となったところ。
これが非常に共感したし、そう発想を転換した方が良いと思ったのは

「~ドイツは国民をどちらかといえば労働者だと捉え、日本は消費者だと捉えて、消費者の権利を重視していると思います」

この言葉はドイツのミュンヘン大学で日本経済を教えているフランツ・ヴァルデンベルガー教授の意見ということで紹介されている一節。

同じ労働者と捉えれば、悪質なモンスターカスタマーも少しは減るんでないかな?と。
ま、本当にそうなるかはしらんけど。

 

というコトで、経営者にこそ読んでいただき反省してもらいたい一冊でした。

勤勉な国の悲しい生産性 なぜ経営の正義としてまかり通るのか

勤勉な国の悲しい生産性 なぜ経営の正義としてまかり通るのか

  • 作者:ルディー和子
  • 発売日: 2020/06/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

【読了】ファクトフルネス

f:id:caolix:20200806214628j:plain

今年に入ってから本の音読を行っている。

これが結構楽しく。音読することで内容が良く蓄積されている感じがする。
さらには、取材でインタビューイと話していると、言葉が出てきやすくなったのを最近感じていて、「語彙力が上がった?」と思うこともある。

 

で、音読2冊目はず~っと積読していた大ヒット書籍「ファクトフルネス」。

データを正しく見る習慣をつけることを促しているのだが、読み物としてもとても面白かった。特に著者が公衆衛生学者でエボラ出血熱と戦ってきた感染症の専門家というだけあって、今、世界中をおっかなびっくりさせている件と相まって、非常に役立った。

今年6月あたりはこの書籍がビジネス書1位をキープしてたのだが、それだけ読まれているはずなのに「何で冷静になれない」と思うところもあった。

極端ではあるが「ニュースのタイトルに数字が入ってたら気をつけろ」ってこと。
その数字(データ)はどっから出てきてきたものか、比較する数字も見てから判断しましょう。
というか、情報を受け取る側は、ニュースをタイトルだけ読まず内容も読んでね。
情報を発信する側は、PV数増やそうと思ってあおるようなタイトルはやめません。
とお伝えしたい。

今からでも遅くないので、テレビやネットに張り付いて戦々恐々としている方は張り付くのを止めて、こちらの本をお読みください。

それだけ!