遅読家の本の思い出

とにかく本を読むのが遅い私による読書歴

【読了】情報の文明学

2013年8月頃読了

 

情報の基礎を学ぶ。
これが1988年に書かれていることにまず驚く。
ある意味、預言書といっても過言ではない。

 

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一次産業である農業や工業において、目に見えるエネルギー使用、材料、
出来上がった製品を消費者が購入することで、両産業は収入を得てきた訳ですが、
これから発展していく情報産業は目に見えない「情報」を扱う上で
どうやって収入を得るのか?
また、その価値・価格はどうやって判断するのか?
ということが問題になってくるのです。

そこで考えられるのが「お布施の原理」です。

お布施は基本的には価格設定は無いけど、暗黙の了解がなんとなくあり
得度の高いお坊さんやお寺にはそれなりの布施をお渡ししようと考えてしまいます。
とはいえ、お経をあげてもらう側も本当にこれほどの価値がある?
なんてことも考えちゃいます。

これって情報にも同じことが言えるのではないでしょうか。
書き手がこれはすごい!と思っている情報を発信しても
受け手がこれはすごい!と思わないと価値は生まれない。

ライターと言うお仕事をしているので、こういった話は心から身につまされます。
ライター諸先輩方もひと昔前と比べると
「原稿料が減っている」
「媒体も減って、書く場所もなくなった」
と聞きます。

最近はアフィや投げ銭、noteみたいな自分で価格設定して記事を読んでもらうのもなど
自分の書いた文章を読み手から直接料金をいただきやすい仕組みができてきています。

これぞ「お布施の原理」という流れになってきました。

でも世の中にはまだまだ“釣り”記事が本当に多い…
私のクリックを返せ!って思う事もw

とはいえ、私のメインの生業は
何かを発信すること。
得があるお坊さんになれるよう自分を磨きをし、
コツコツを発信していくことが大切なんだ。
と改めて思ったのであります。

 

情報の文明学 (中公文庫)

情報の文明学 (中公文庫)